■ロンドンパラリンピック「ボッチャ」元日本代表 秋元妙美さんの講演を取材
2017年7月8日(土)江東区にある中村学園中学校・高等学校体育館にて行われたロンドンパラリンピック元日本代表の 秋元妙美さんの講演を取材させていただきました。
※ 秋元妙美さん:脳性麻痺の障害を持っており、現在、車いす生活を送っています。大学に進学されたときに、当時大学で講師を務めていた渡辺美佐子さん(日本ユニバーサルボッチャ連盟理事)と出会ったのがきっかけで、ボッチャを始められました。現在は、自身のボッチャ競技選手の経験をもとに、講演活動をされています。
1.講演「勇気をもって自分らしく」
今回の講演のテーマは、「勇気をもって自分らしく」。秋元さんも最初は障がいのために自分で出来ないことが多くありましたが、周囲の人のサポートを受けて「出来ること」が増えたそうです。「障がいのある人もない人も、みんな同じ。地域で生活したいと思うことは、みんな一緒。障がいを持っていてもやりたい事がたくさんあって、サポートをもらえばいろいろなことができる。自分だからできることを精一杯、そして周り道だけどコツコツやっていけば、マイナスをプラスに変えることができる。」ということを、秋元さん自身の体験を踏まえ強いメッセージとして語られていました。秋元さん自身も、夢や目標を持つことでどんどん強くなれたそうです。まさに勇気をもって自分らしく生きる大切さを教えていただきました。
2.ボッチャを体験!
講演後には、ステージでたくさんの子供たちが、楽しそうにボッチャを体験しました。ボッチャは、バドミントンのコート位の大きさで体験できるので、障がいのある人だけでなく子供から大人まで楽しめます。中村学園では、舞台でのボッチャ体験の様子を同時にスクリーンにも写していたので、参加者全員が見て楽しむことが出来、大変盛り上がっていました。
秋元さんの講演では、障害を持つ人も持たない人も、みんなに力強く共に生きていこうという強いメッセージが込められていました。パラスポーツを通して学ぶことが多いということをあらためて考えさせられました。
秋元さん、日本ユニバーサルボッチャ連盟の渡辺さん、中村学園の皆様には貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。
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