神奈川県ではパラスポーツを「障がいのある人がするスポーツ」という考え方から一歩進め、「すべての人が自分の運動機能を活かして同じように楽しみながらスポーツをする、観る、支えること=『かながわパラスポーツ』」と捉え、3つの取組を推進しています。
日本パラスポーツ推進機構では、このたび神奈川県スポーツ局スポーツ課障がい者スポーツグループを訪問し、意見交換を行いました。神奈川県の取り組みをご紹介します。
神奈川県「かながわパラスポーツ」推進宣言 3つの取組
1 パラリンピアンから学びます
パラリンピアンが自身の運動機能の限界に挑む姿から、体を動かすノウハウや創意工夫、諦めない心、できるようになる喜びを学びます。
2 「かながわパラスポーツ」を実践します
年齢、障がいなどを越えてスポーツをする喜びや、仲間ができる楽しみを実感できるよう「かながわパラスポーツ」を実践します。
3 パラリンピック競技大会を盛り上げます
「かながわパラスポーツ」を実践することで、2020年に東京で開催されるパラリンピック競技大会を神奈川から盛り上げていきます。http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f535750/
神奈川県障害者スポーツサポーター制度
神奈川県では、県内の障害者スポーツに関する大会やイベント等において、ボランティアで活動するスタッフを養成するため、新たに2016(H28)年度より「神奈川県障害者スポーツサポーター制度」を設け、講習会を開始しました。講習会のすべての課程を修了した方は「神奈川県障害者スポーツサポーター」として登録し、県内で行われる 障害者スポーツのイベント等でボランティアで活動します。年間100名を養成していくとのことです。
2020年の東京パラリンピック開催までに、神奈川県内においてボランティアを増やし、パラスポーツを神奈川地域で推進していくことにしています。
(修了者にはこうした修了証が発行されます。)
日本パラスポーツ推進機構の活動
日本パラスポーツ推進機構では、こうした「パラスポーツサポーター」や、日本障がい者スポーツ協会が認定する「障がい者スポーツ指導員(初級)」に挑戦する人たちが一人でも増えるよう、企業研修を実施していきます。
経営者や社員のみなさんが障がいや障がい者が行うスポーツ・文化・芸術活動に理解を深めてもらえるよう、啓蒙活動を積極的に推進していきます。